「府民参加型の藻場再生体験事業」に係る
採択事業者の決定について

更新日:2024年8月6日

「府民参加型の藻場再生体験事業」に係る採択事業者の決定について

 このたび、本事業を受託する事業者を公募型プロポーザルにより募集し、下記のとおり採択事業者を決定しましたのでお知らせします。
 本事業の公募情報(※募集は終了しております)についてはこちらからご覧ください。

1 事業名

府民参加型の藻場再生体験事業

2 採択事業者

事業者名 : 一般財団法人 環境事業協会

評価点  : 70.0点(100点満点中)

※うち企画提案部分60.0点、価格提案部分10点、提案金額(税込):1,341,555円

3 選定結果の概要

  

  1. 提案事業者 全1者

    一般財団法人 環境事業協会

  2. 選定理由・講評

    ・各参加者がアマモについて学ぶ座学と、アマモの苗を各家庭で育てる発芽実験、年度末に実験結果を共有する振り返り会の開催というプログラム構成は、アマモの育成や藻場再生について学び体験するために有効な手法であると評価できる。

    ・家庭でのアマモの発芽実験は、日ごろ海に触れる機会が少なく、海から離れた地域に居住する人でも実施できるため、府内広域の学校や市民団体への広がりが期待できる。

    ・なお、アマモの育成や藻場再生の機運は高まりつつあるが、一朝一夕にできるものでは無く、実施には知識と経験が求められるが、提案内容からはその知識や経験が豊富であるとは言いがたく、実施までに専門家との連携を強め指導を受けるなど知識をより深めることが望まれる。

    ・アマモ以外に関するイベント(貝殻集めと壁飾り作り)は見直し、よりアマモについての理解を深める内容に見直すことが望まれる。

    ・それらのプロセス自体をノウハウ集に掲載することにより、専門家ばかりではない活動団体が今後同様な環境学習を企画・実施する際の参考となる。

4 選定委員会委員(敬称略・五十音順)

委員名・所属選任理由
黒田 桂菜
(大阪公立大学大学院
 現代システム科学研究科 准教授)
海洋環境修復や持続可能な海との関わり方について調査研究をしており、大阪湾の環境課題を踏まえて、イベント内容の適正性について審査いただくため。
田口 康大
(東京大学大学院
教育学研究科附属
 海洋教育センター 特任講師)
海洋教育を専門としており、体験型環境学習にかかるターゲット層の設定の的確性やノウハウ集に反映することが適した学習プログラムの企画内容になっているかについて審査いただくため。
中西 敬【議長】
(徳島大学
環境防災研究センター
客員教授)
海洋環境修復や自然再生手法について、調査研究をしており、大阪湾の環境課題を踏まえて、藻場・干潟の再生・創出手法の適正性について審査いただくため。