(あかはだやき)
赤膚焼の体験プログラムです。午前は、粘土を指先で伸ばしながら形を整えて製作する手ひねり体験です。お皿、お抹茶茶碗、鉢の中から1点製作いただきます。午後は素焼きしたお皿に絵付けを体験していただきます。体験プログラムの始めには、赤膚焼の由来やその特長を解説するミニ講座も開催します。
※当日製作する赤膚焼は、窯元で仕上げ、素焼き・本焼き工程を経て後日ご自宅にお送りします。(送料は参加費に含みます)
赤膚焼窯元大塩玉泉窯では70年余り、伝統工芸を守りつつ新しい作品に取り組む。一つ一つの作品を丁寧に、心をこめて作り上げる事を第一としている。
奈良県立美術館学芸員、帝塚山短期大学、関西大学文学部での教授を経た後、関西大学博物館長を務めた。2016年関西大学なにわ大阪研究センター特別顧問に就任。専門は美術工芸史。
(たかやまちゃせん・ならさらし)
高山茶筌と奈良晒の体験プログラムです。午前は高山茶筌の糸掛け体験、午後は、高山茶筌で点てるお抹茶体験と奈良晒に触れる・学ぶ奈良晒講座を開催します。機織り機の実演もご覧いただく予定です。
※当日製作する高山茶筌はお持ち帰りいただけます。
奈良県高山茶筌生産共同組合は、室町時代より約500年の歴史を持つ高山茶筌の伝統を守り、次の世代へ伝えることを目的に昭和36年に設立。若手後継者への技術指導、各地で開催される伝産関係のイベントへの参加、伝統的工芸品教育事業(体験・実演)等に取り組む。
江戸時代の1863年から続く岡井麻布商店5代目。 20歳の時から麻織物に携わる。昔ながらの製法で、手織り機で織り上げて商品を作る。
(ならふで・ならすみ)
奈良筆と奈良墨の体験プログラムです。 午前の奈良筆体験では、筆軸くり込み工程から穂首の仕上げ体験、午後の奈良墨体験では、生の墨を手で握って作る「にぎり墨」を製作します。また、午前に製作した奈良筆や奈良墨を使って書道体験も予定しています。
※当日製作する奈良筆・奈良墨はお持ち帰りいただけます。
筆作りに携わるようになり約40年。奈良時代から培われた伝統技法にて、奈良筆作りに取り組む。
錦光園7代目 墨匠。代々100年以上に渡り、伝統を守り昔ながらの製法のまま、一つ一つ手作りで良質の「奈良墨」を作り続ける。
(よしのてすきわし・ならひょうぐ)
吉野手漉き和紙と奈良表具の体験プログラムです。手漉き和紙製作体験では、手漉き和紙の原料を紹介しながら、楮剥ぎなども含めた製作工程の一部を体験していただきます。奈良表具体験では、表装の工程の一部である裏打ちを体験していただきます。昼食後には、文化村の方に文化財修復・展示棟について紹介していただくミニツアーを予定しています。
※当日製作する手漉き和紙は後日ご自宅にお送りします。(送料は参加費に含みます)
100年以上前から現在も、昔ながらの手作業で漉き上げる植和紙工房6代目。原料の楮(こうぞ)から自分で育てて和紙づくりをおこなっています。
奈良表具で日本の文化を守りたいという想いを持ち、伝統的な技術・技法を守りながら、県内外の有名神社仏閣での、掛け軸・屏風・額・襖等の修理・修復事業にも携わる。
応募者多数の場合は、抽選となります。参加の決定連絡は、申込締切後、9月16日までにご連絡します。
(株式会社ダン計画研究所内担当:椎本・新井・河野)
TEL: 06-6944-1173
(平日10時~17時)